Category:無題 2006-06-05

菖蒲(しょうぶ)は時の運

今日は旧暦の「端午(たんご)の節句」です。端午(たんご)とは、月の端(はじめ)の午(うま)の日という意味です。ですから本来、毎月5日は端午(たんご)です。午(ご)と五(ご)が音同なので5月5日が端午(たんご)になったとの説を聞いた事があります。さて、この日は、菖蒲(しようぶ)や蓬(よもぎ)を飾り、柏(かしわ)で巻いた餅を食べて邪気をはらいます。近世以降、こどものすこやなか成長を願う日にもなっています。我が家でも年中行事の1つとして毎年行っています。

昨日、拙宅近くの新温泉町で「湯村温泉まつり」が開催されました。以前は旧暦の端午の節句に行われていた祭りですが、最近は6月の第1日曜日に行われています。このお祭りの名物は

菖蒲(しようぶ)の綱引き

です。長さ約百メートル、重さ約4トンの巨大な綱に、菖蒲(しょうぶ)、蓬(よもぎ)、薄(すすき)が編みこまれていて、この綱を500人を超える人が「上組」と「下組」に分かれて引き合います。上組が勝てば豊作、下組が勝つと商売繁盛と言われています。観光客も気軽に参加できます。(ちなみに今年の参加者は約600人でした)

「勝負(しょうぶ)は時の運」と言いますが、地元の人の話では、ほどんど下組が勝つそうです。理由は、下組は、旅館街に近く、観光客が多く参加するからだそうです。昨日の綱引きも、5分余りの熱戦の後、下組が勝ちました。私も、この下組の中に参加していました。興味本位の軽い気持ちで参加したのですが、だんだん本気になり、最後、勝った瞬間には、皆と一緒に手を挙げて歓声を上げていました。おかげで今日は体の節々が少し痛いです。

勝負が着くまでの5分間は大変ハードでした。一気に勝負が着けば良いのですが、なかなかそうは行きません。このような場合、綱引きでは「引く時」と「耐える時」が交互にやって来ます。「引くべき時」に耐えている人、「耐えるべき時」に引いている人、こんな人が多いと勝てません。皆の行動が一致する必要があるのです。従って、皆に声を掛ける「旗振り役」が必要になります。「旗振り役」の声に合わせて、皆で同じ行動を取ります。そして、何回かの「引く時」と「耐える時」を繰り返した後、最後に「じーと耐えて我慢し」相手が疲れたその隙を突いて「一気に引いて」勝つ。これが綱引きの醍醐味です。昨日の綱引きは、この通りの勝ち方になりました。近所の人の話では、毎年、勝負は最後に一気に決まるそうです。

非常に面白い体験でした。絶対に綱引きの醍醐味を感じる事ができます。皆さんも機会があれば参加してみて下さい。兵庫県美方郡新温泉町「湯村温泉まつり - 菖蒲(しようぶ)の綱引き」毎年6月第1日曜です。

[追伸]今日の神戸新聞(朝刊)に菖蒲の綱引きの記事がでており、その中の写真に私が写っていました(2mm角くらいなのできっとわからないと思いますが)。余談でした。


  • 写真拝見しました なつかしい 必死で引いているおじちゃんの裏ですよね(^^) -- アップル 2006-06-26 09:02:26 (月)

最終更新のRSS Last-modified: Wed, 12 May 2010 09:01:14 JST (2719d)