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java:top [2021/02/23 15:30] y2sunlight [Java] |
java:top [2021/02/23 23:11] y2sunlight [Java] |
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1996年1月、JDK(Java Development Kit)1.0 がリリースされました。そして、'' | 1996年1月、JDK(Java Development Kit)1.0 がリリースされました。そして、'' | ||
- | 2017年9月にリリースされた '' | + | 2017年9月にリリースされた '' |
* [[https:// | * [[https:// | ||
- | 但し、開発、テスト、プロトタイプ作成、及びデモンストレーションを目的とした非商用、非本番利用のみの利用に関してはこれまで通り無償でLTSリリースが利用できます。 | + | 但し、開発、テスト、プロトタイプ作成、及びデモンストレーションを目的とした非商用、非本番利用のみの利用に関してはこれまで通り無償でLTSリリースが利用できます。(Oracle社は、こられの無償でLTSリリースを使える対象を、有償で使用できる「Customers」に対して「ISVs」と呼んでいます。ISV(independent software vendor): パッケージソフトウェアの開発・販売会社の総称である) |
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また、Oracle JDKと同等な機能の提供を無償で受けたい場合は、後述の Oracle OpenJDKが利用できますが、Oracle OpenJDK にはLTSリリースは存在しません。 | また、Oracle JDKと同等な機能の提供を無償で受けたい場合は、後述の Oracle OpenJDKが利用できますが、Oracle OpenJDK にはLTSリリースは存在しません。 | ||
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+ | このように、2018年9月にOracle社が発表した有償契約LTS制度は大きな話題となりました。「有償化」にだけに目を向けると、決して歓迎できない印象も受けますが、見方を変えると、無償提供のOpen JDKに、有償のLTS(長期間サポート)が選択できるようになっただけと考えることもできます。Oracle的に言うと、Javaの「有償化」ではなくて「オープン化」だそうです。いずれにしても Java 利用者としては、選択の時代が来たことに間違いはないと思います。 | ||
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===== OpenJDK ===== | ===== OpenJDK ===== | ||
- | OpenJDK(Open Java Development Kit) は、2006年に Sun Microsystems社が始めた Java SEの仕様に基づくJavaのオープンソース実装で、商用利用による制限はありません。OpenJDK は Oracle社をはじめ、他のグループからもリリースされており、Oracle JDKの商用利用の有償化に伴い注目される存在になりました。 | + | OpenJDK(Open Java Development Kit) は、2006年に Sun Microsystems社が始めた Java SEの仕様に基づくJavaのオープンソース実装です。[[https:// |
==== Oracle OpenJDK ==== | ==== Oracle OpenJDK ==== | ||
- | Oracle社からリリースされている OpenJDK は Oracle OpenJDK と呼ばれています。JKD11からはOracle OpenJDKは 有償サポートの Oracle JDK と機能的にはほぼ同一のものになっています。但し、そのサポート期間は有償サポートの Oracke JDK とは異なり次のバージョンの公開までです。従って、使い続けるには、こまめにバージョンアップを続ける必要があります。(セキュリティ上、推奨できることではありませんが、バージョンアップしなくても使う事はできます)。現在、Oracle OpenJDK は有償の | + | Oracle社からリリースされている OpenJDK は Oracle OpenJDK と呼ばれています。JKD11からはOracle OpenJDKは 有償サポートの Oracle JDK と機能的にはほぼ同一のものになっています。但し、そのサポート期間は有償サポートの Oracke JDK とは異なり次のバージョンの公開までです。従って、使い続けるには、こまめにバージョンアップを続ける必要があります。(セキュリティ上、推奨できることではありませんが、バージョンアップしなくても使う事はできます)。現在、Oracle OpenJDK は Oracle JDK と同じく半年毎にバージョンアップされています。 |
ダウンロードサイト: | ダウンロードサイト: | ||
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* Amazon Corretto | * Amazon Corretto | ||
- | Adopt OpenJDK は、コミュニティ主導で運営されているJDKのビルドファームで、IBMやAzul Systemsなどベンダーからサポートされています。主要なOS向けのJDK8(LTS)、JDK11(LTS) 及び最新版のJDK15がリリースされています。尚、2020年6月 Adopt OpenJDKプロジェクトはEclipse Fundation へ合流することが発表されています。 | + | Adopt OpenJDK は、コミュニティ主導で運営されているJDKのビルドファームで、IBMやAzul Systemsなどベンダーからサポートされています。主要なOS向けのJDK8(LTS)、JDK11(LTS) 及び最新版のJDK15がリリースされています。尚、2020年6月 Adopt OpenJDKプロジェクトは[[https:// |
Amazon Correttoは、AmazonのAWS上で使用できるJDK8(LTS)、JDK11(LTS) 及び最新版のJDK15がリリースされています。また、Linux、Windows、macOSなどのサポートも行われています。 | Amazon Correttoは、AmazonのAWS上で使用できるJDK8(LTS)、JDK11(LTS) 及び最新版のJDK15がリリースされています。また、Linux、Windows、macOSなどのサポートも行われています。 |