====== Ratchet Push統合 ====== Version 0.4.3 --- //[[http://www.y2sunlight.com|y2sunlight]] 2020-11-24// [[ratchet:top|Ratchet に戻る]] 関連記事 * [[ratchet:0.4:tutorial|Ratchet チュートリアル]] * Ratchet Push統合 リンク * http://socketo.me/ --- Ratchet の本家 * http://socketo.me/docs/push --- Ratchet チュートリアル(Push to an Existing Site) 本章は、Ratchet 公式サイトの[[http://socketo.me/docs/push|チュートリアル(Push to an Existing Site)]]のレビューです。本章は2つのパートから構成されています。 * [[#チュートリアルの説明]] --- 公式サイトの[[http://socketo.me/docs/push|チュートリアル]]の翻訳です。 * [[#チュートリアルの実行]] --- 実際にチュートリアルを行った結果を補足のコードとともに説明します。 \\ ----- ===== 概要 ===== === 問題点 === これまでのチュートリアルは全てクールでしたが、開発者の焦点は、ユーザーが永続性なしでWebSocketを介して完全な対話のできるロングライフなアプリケーションを作成することです。これは、既存のサイトに組み込むには大変な作業になります。コードをリポジトリから取り出し、新しいRatchetアプリケーションに移植する必要があるかもしれません。また、以前に機能していたページが引き続き機能することを確認するには、全く新しいテストフェーズを実行する必要があるかもしれません。 === 目標 === 管理者ユーザーであれ、ブログにコメントを投稿しているユーザーであれ、ユーザーがフォーム送信(または AJAX)を介してPOSTを実行すると、その変更がそのページの他の全ての訪問者に直ぐにプッシュされるようにします。サイトへの変更はリアルタイムに行い、コードの基盤を壊したり、現在の安定性に影響に与えたりすることはしません。 このチュートリアルでは、あなたがWebサイトにブログ記事を公開していると仮定します(コードの雛形はありませんが読み取って下さい)。そして、訪問者は、あなはがそれを公開するとすぐに、その記事をポップアップ表示で見ることでしょう。 === ネットワーク構成 === {{ :ratchet:0.4:ratchet-push01.svg |}} - クライアントは、webサーバーに要求を行い応答を受け取り、ページをレンダリングします。その後、開いているWebSocketに対して接続を確立します。(クライアント2と3は同じことを行います)\\ \\ - Client1 は、フォーム送信またはAJAXを介してWebサーバーにPOSTバックを実行します。(WebSocketにまだ接続してることに注意してください)\\ \\ - webサーバーは、POSTリクエストを処理(データベースへの保存など)している間、ZeroMQトランスポートを使用してメッセージをWebSocketスタックに直接送信します。\\ \\ - WebSocketスタックはZeroMQのメッセージを処理し、開いているWebSocket接続を介してそのメッセージを適切なクライアントに送信します。WebブラウザーはWebSocketからの着信メッセージを処理し、それに応じてWebページをJavascriptで更新します。 このワークフローは控えめで、既存のWebサイトに簡単に導入できます。サイトへの唯一の変更は、サーバーに ZeroMQ を追加し、WebSocket サーバーからの着信メッセージを処理するためにクライアントに Javascript ファイルを追加することだけです。 \\ ===== チュートリアルの説明 ===== 本項は、公式サイトの[[http://socketo.me/docs/push|チュートリアル(Push to an Existing Site)]]の Requirement の項以降の翻訳ですが、筆者のWindows環境(PHP7.2.22)では、再現することができませんでした。 その原因は、PHPのCLI版では正常に動作した ZeroMQ が Apache を介したPHP拡張モジュールとし動作しなかったからです。phpinfo()でも ZeroMQ のロードが確認出来ており、ZMQSocket はパースエラーもなくそのインスタンスは正常に作成できていたにも関わらず、ZMQSocketのsend()メソッドが働きませんでした。この現象につき情報をお持ちの方は、お手数でもコメント頂戴できれば幸いです。 従って、本項はチュートリアルの翻訳だけに留め、その代替案として ZeroMQ ではなくて、PHPのソケット関数を使いチュートリアルを実行しました。その実装方法については、次章「[[#チュートリアルの実行]]」を参照して下さい。 > 尚、ZeroMQのPHP拡張モジュールのWindowsバイナリは現段階でPHP7.2までしか正式に公開されていませんでしたので、PHP7.2.22の環境下でテストしております。(2020-11-25時点) \\ ==== 要件 ==== === ZeroMQ === 実行中のスクリプトと通信するには、開いているソケットでリッスンしている必要があります。私たちのアプリケーションは、着信中の WebSocket 接続のポート8080をリッスンしますが、他のPHPスクリプトからの更新も取得するにはどうすればよいでしょうか。[[https://zeromq.org/|ZeroMQ|ZeroMQ]] を使いましょう。Ratchetを構築しているようなrawソケットを使用することもできますが、ZeroMQは、簡単にソケットだけを作ってくれるライブラリです。 ZeroMQは、ライブラリー(libzmq)であり、それはPHPバインディング用のPECL拡張機能と同様にインストールする必要があります。インストールは簡単で、多くのオペレーティングシステム用のものが[[https://zeromq.org/|Webサイト]]で提供されています。 ZeroMQのインストール方法は以下を参照して下さい。 * [[php:7.2:ext:zmq|PHP7.2 ZeroMQのインストール]] > ZeroMQのPHP拡張モジュールのWindowsバイナリは現段階でPHP7.2までしか正式に公開されていません。(2020-11-25時点) === React/ZMQ === Ratchet は、[[https://reactphp.org/|React]] と呼ばれるソケットライブラリの上に構築された WebSocket ライブラリです。React は、接続と Ratchet に対する raw I/O を処理します。私達は Ratchet に付属している React に加えて、React スイートの一部である別のライブラリ ''React/ZMQ'' が必要となります。このライブラリは、ZeroMQ ソケットをReactorコアにバインドし、WebSocket と ZeroMQ ソケットの両方を処理できるようにします。 ''React/ZMQ'' をインストールするための composer.json ファイルについては次項を参照して下さい。 \\ ==== コーディングの開始 ==== さあコードに取り掛かりましょう! まず、アプリケーション スタブクラスから始めます。ここでは、Pub/Subパターンでの使いやすさのためにWAMP( ''WampServerInterface'' )を使用します。これにより、クライアントは特定のページの更新を購読でき、購読しているユーザーにのみ更新をプッシュします。 callError($id, $topic, 'You are not allowed to make calls')->close(); } public function onPublish(ConnectionInterface $conn, $topic, $event, array $exclude, array $eligible) { // In this application if clients send data it's because the user hacked around in console $conn->close(); } public function onError(ConnectionInterface $conn, \Exception $e) { } } これを ''/src/Pusher.php'' に保存します。WAMPに必要なメソッドを作成し、誰からもデータを送信されないようにし、送信された場合はその接続を閉じます。ここでは、プッシュアプリケーションを作成しており、WebSocketからの受信メッセージは受け付けていません。これらのメッセージはすべてAJAXから送信されます。 \\ ==== ブログ送信の編集 ==== 次に、新しいブログ投稿を処理する既存のWebサイトのコードに ZeroMQ のおまじないを少し追加します。ここでのコードは、あなたが実際にブログで設置している Drupal や WordPress のような高度なアーキテクチャと比較すると、少し基本的で古風なものかもしれませんが、ここでは基本的なことに焦点を当てています。 $_POST['category'] , 'title' => $_POST['title'] , 'article' => $_POST['article'] , 'when' => time() ); $pdo->prepare("INSERT INTO blogs (title, article, category, published) VALUES (?, ?, ?, ?)") ->execute($entryData['title'], $entryData['article'], $entryData['category'], $entryData['when']); // This is our new stuff $context = new ZMQContext(); $socket = $context->getSocket(ZMQ::SOCKET_PUSH, 'my pusher'); $socket->connect("tcp://localhost:5555"); $socket->send(json_encode($entryData)); ブログ投稿をデータベースに記録した後、ソケットサーバーへの ZeroMQ 接続を開き、投稿と同じ情報を含むシリアル化されたメッセージを配信します。(注:適切な消毒を行ってください。これはとりあえずの汚い例です) \\ ==== ZeroMQ メッセージの処理 ==== アプリケーションスタブクラスに戻りましょう。そのままにしておくと、WebSocket 接続のみを処理することになります。前回のコードスニペットで見たように、データを送信するポート ''5555'' でローカルホストへの接続を開きました。ZeroMQメッセージに対する処理を追加し、WebSocketクライアントに再送信するようにしましょう。 subscribedTopics[$topic->getId()] = $topic; } /** * @param string JSON'ified string we'll receive from ZeroMQ */ public function onBlogEntry($entry) { $entryData = json_decode($entry, true); // If the lookup topic object isn't set there is no one to publish to // トピック探索オブジェクトがセットされていない場合、公開する相手はありません if (!array_key_exists($entryData['category'], $this->subscribedTopics)) { return; } $topic = $this->subscribedTopics[$entryData['category']]; // re-send the data to all the clients subscribed to that category // そのカテゴリを購読している全てのクライアントにデータを再送信します $topic->broadcast($entryData); } /* The rest of our methods were as they were, omitted from docs to save space 残りのメソッドはそのままで、スペースを節約するためにドキュメントから省略しました */ } \\ ==== 全てを結合する ==== これまで、メッセージの送信、受信、および処理のすべてのロジックについて説明してきました。次に、すべてを結合して、すべてを管理する実行可能なスクリプトを作成します。I/O、WebSocket、WAMP、ZeroMQ の各コンポーネントを使用してRatchetアプリケーションを構築し、イベントループを実行します。 getSocket(ZMQ::SOCKET_PULL); $pull->bind('tcp://127.0.0.1:5555'); // Binding to 127.0.0.1 means the only client that can connect is itself $pull->on('message', array($pusher, 'onBlogEntry')); // Set up our WebSocket server for clients wanting real-time updates // リアルタイム更新が必要なクライアント向けにWebSocketサーバーをセットアップします $webSock = new React\Socket\Server('0.0.0.0:8080', $loop); // Binding to 0.0.0.0 means remotes can connect $webServer = new Ratchet\Server\IoServer( new Ratchet\Http\HttpServer( new Ratchet\WebSocket\WsServer( new Ratchet\Wamp\WampServer( $pusher ) ) ), $webSock ); $loop->run(); コードを ''/bin/push-server.php'' として保存し、実行します。 $ php bin/push-server.php \\ ==== クライアントサイド ==== サーバーサイドのコードが完成し、稼働しているので、これらのリアルタイムの投稿を取得する時が来ました!これらの更新で具体的に何を行うのかは、このドキュメントの範囲を超えています。これらのメッセージをデバッグコンソールに出力するだけにします。 最後に、このJavascriptを配置したページを1つのブラウザウィンドウで開き、別のブラウザから「kittensCategory」にブログエントリを投稿して、最初からコンソールのログを確認します。それが機能していたら、次のステップは、受信したデータを操作性の良いDOMの中に組み込むことです。 これがローカルで機能している場合(ローカルホストが開発環境であると想定)、ローカルホストの参照と、場合によっては適切なサーバーホスト名/IPアドレスへの結合を変更することができます。 \\ ===== チュートリアルの実行 ===== 本項ではチュートリアルの実行について説明します。[[#チュートリアルの説明|前項]]でも述べたように、筆者の環境では ZeroMQ を使った実装がWindowsで出来なかったので、以下の環境に変更してチュートリアルの実行を行いました。 * サーバ側は、''React\ZMQ'' から ''React\Socket'' に変更(ZeroMQ でなくて、rawソケットを使用) * ブログポストからは ZeroMQ によるプッシュを PHPのソケット関数に変更 * ZeroMQ を使わないので、PHPは7.2から7.3に変更 以下では、実行で使用したプロジェクトとソースコードを掲載しますが、変更点以外は、前項の[[#チュートリアルの説明]]と同じです。 \\ ==== プロジェクトの作成 ==== まず、プロジェクトフォルダ(以下 ''{Project-Folder}'' と呼びます)を作成し、そこにComposerファイルを設置します。 { "autoload": { "psr-4": { "MyApp\\": "src" } }, "require": { "cboden/ratchet": "^0.4" } } 上の設定では、プロジェクトフォルダ下の ''src'' フォルダにアプリケーションを設置し、そこを ''MyApp'' 名前空間として定義します。 Composer の規則に従い、ratchet は ''vender/cboden/ratchet'' の下に保存されます。 また、プロジェクトフォルダ下に以下のフォルダを作成します: * ''bin'' --- WebSocketsサーバー用のスクリプトを格納します(CLIモード) * ''src'' --- Pusherクラスを格納します * ''blog'' --- ブログ側のソースコード一式 準備が出来たら、コマンドプロンプトでプロジェクトフォルダに移動して、''composer install'' を実行します。 \\ ==== WebSockサーバー ==== 以下のWebSockサーバーを ''{Project-Folder}/bin'' の下に配置します。 {{fa>folder-open-o}} ** {Project-Folder}/bin/push-server.php ** on('connection', function (ConnectionInterface $conn) use ($pusher) { // ソケットでメッセージを受信した時 $conn->on('data', function ($data) use ($conn, $pusher) { //ブログ投稿の更新をプッシュします $pusher->onBlogEntry($data); $conn->close(); }); }); // イベントループ $loop->run(); * 前半のWebSocketサーバーのセットアップの部分は[[#全てを結合する|オリジナル]]のコードと同じです。 * 後半部分は、プッシュ用のメッセージ受信のために着信TCPソケットをセットアップし、それをWebSocketサーバーと同じイベントループで処理しています。 * プッシュ用のメッセージを受信した時、Pusher の onBlogEntry() を明示的に呼び出しています。 Pusherクラスについては、デバッグライトを追加した以外は、[[#ZeroMQ メッセージの処理|オリジナル]]のコードと同じです。これは、''{Project-Folder}/src'' に配置します。 {{fa>folder-open-o}} ** {Project-Folder}/src/Pusher.php ** remoteAddress},{$conn->resourceId},'{$topic->getId()}')\n"; $this->subscribedTopics[$topic->getId()] = $topic; } /** * @param string ZeroMQから受信したJSON化された文字列 */ public function onBlogEntry($entry) { echo "onBlogEntry():\n"; $entryData = json_decode($entry, true); // トピック探索オブジェクトがセットされていない場合、公開する相手はありません if (!array_key_exists($entryData['category'], $this->subscribedTopics)) { return; } $topic = $this->subscribedTopics[$entryData['category']]; // そのカテゴリを購読している全てのクライアントにデータを再送信します $topic->broadcast($entryData); echo json_encode($entryData)."\n"; } public function onUnSubscribe(ConnectionInterface $conn, $topic) { echo "onUnSubscribe({$conn->remoteAddress},{$conn->resourceId})\n"; } public function onOpen(ConnectionInterface $conn) { echo "onOpen({$conn->remoteAddress},{$conn->resourceId})\n"; } public function onClose(ConnectionInterface $conn) { echo "onClose({$conn->remoteAddress},{$conn->resourceId})\n"; } public function onCall(ConnectionInterface $conn, $id, $topic, array $params) { echo "onCall({$conn->remoteAddress},{$conn->resourceId})\n"; // このアプリケーションでは、クライアントがデータを送信する場合、それはユーザーがコンソールでハッキングしたためです $conn->callError($id, $topic, 'You are not allowed to make calls')->close(); } public function onPublish(ConnectionInterface $conn, $topic, $event, array $exclude, array $eligible) { echo "onPublish({$conn->remoteAddress},{$conn->resourceId})\n"; // このアプリケーションでは、クライアントがデータを送信する場合、それはユーザーがコンソールでハッキングしたためです $conn->close(); } public function onError(ConnectionInterface $conn, \Exception $e) { echo "onError({$conn->remoteAddress},{$conn->resourceId})\n"; } } \\ ==== ブログ投稿ページ ==== 新しいブログ投稿を処理する為のコードは、新規に作成し直しました。このコードは ''{Project-Folder}/blog'' に配置します。 {{fa>folder-open-o}} ** {Project-Folder}/blog/entry.php ** $_POST['category'] , 'title' => $_POST['title'] , 'article' => $_POST['article'] , 'when' => time() ); $instance = stream_socket_client('tcp://127.0.0.1:5555'); fwrite($instance, json_encode($entryData)); header("Location: {$_SERVER['REQUEST_URI']}"); exit(); } ?> Blog Stab
* ブログが投稿された時(POSTメソッドでは)、WebSocketサーバーへPHPのソケット関数(stream_socket_client)を使い、メッセージを送信しています。\\ \\ * GETメソッドでこのスクリプトが呼び出された場合は、投稿用のHTMLをレンダリングします: * ブラウザ表示用のフレームワークとしてbootstrapを使用しています。 * 投稿ページは ''entry.template.php'' に保存されているものを include() して使用します。 \\ ==== クライアントサイド ==== クライアントサイドのメインのソースコードは上に掲載した [[#ブログ投稿ページ|entry.php]] 内のHTMLです。メインで使っている他のソースコードは以下の通りです。 * template/entry.template.php --- ブログ投稿画面のHTML * js/main.js --- WebSocketとの接続、購読を行うJavaScript * js/autobahn.js --- WAMP(V1)のJavaScriptライブラリー 以下は、ブログ投稿画面のHTMLです。このコードは ''{Project-Folder}/blog/template'' に配置します。 {{fa>folder-open-o}} ** {Project-Folder}/blog/template/entry.template.php **

Blog Entry

以下は、WebSocketとの接続、購読を行うJavaScriptです。このコードは ''{Project-Folder}/blog/js'' に配置します。 {{fa>folder-open-o}} ** {Project-Folder}/blog/js/main.js ** /* * Subscribe Session */ var conn = new ab.Session('ws://localhost:8080', function() { conn.subscribe('kittensCategory', function(topic, data) { console.log('New article published to category "' + topic + '" : ' + data.title); $('#new-articles').prepend('
'+data.title+'
'+data.article+'
'); }); }, function() { console.warn('WebSocket connection closed'); }, {'skipSubprotocolCheck': true} );
* ページロード時に、WebSocketサーバー( ws://localhost:8080 )に接続し「kittensCategory」の購読を開始します。 * 他のユーザが「kittensCategory」のブログを投稿した時、''#new-articles'' のIDを持つHTML要素に対して、定義リスト(DL)を追加します。 === WAMP(V1)について === WAMP(V1)のJavaScriptライブラリーは、以下に設置します: {Project-Folder}/blog/js/autobahn.js このライブラリーは、以下より取得して設置しました。 https://gist.githubusercontent.com/cboden/fcae978cfc016d506639c5241f94e772/raw/e974ce895df527c83b8e010124a034cfcf6c9f4b/autobahn.js この autobahn.js は、WAMP のバージョン1対応のライブラリです。Ratchet は WAMP のバージョン2をサポートしていないので、敢えて [[https://github.com/crossbario/autobahn-js|AutobahnJS]] の古いライブラリーを使用しています。 ''補足'' WAMPとは WebSocket Application Messaging Protocol の略で、次の機能を提供するWebSocketのサブプロトコルです。 * ルーティングされたリモートプロシージャコール * パブリッシュ & サブスクライブ 詳しくは以下を参照: * https://wamp-proto.org/ \\ ==== プログラムの実行 ==== コマンドプロンプトでプロジェクトフォルダに移動してWebSocketサーバーを起動します。 php bin/push-server.php ブラウザで ''entry.php'' を2つのブラウザーからアクセスします。一方のブラウザでプログを投稿すると、その内容は他方のブラウザに表示されます。 [{{:ratchet:0.4:rachet-push02.png?nolink&400}}] [{{:ratchet:0.4:rachet-push03.png?nolink&400}}] \\