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wsl2:ubuntu

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wsl2:ubuntu [2020/12/14 21:03]
y2sunlight [Ubuntu のサイトから]
wsl2:ubuntu [2021/08/04 09:35]
tanaka [/etc/sudoers]
行 7: 行 7:
  
   * [[wsl2:install|WSL2 インストール]]   * [[wsl2:install|WSL2 インストール]]
-  * [[wsl2:interop|WSL2 LinuxとのWindowsの相互運用性]] 
   * [[wsl2:command|WSL2 コマンドリファレンス]]   * [[wsl2:command|WSL2 コマンドリファレンス]]
 +  * [[wsl2:interop|WSL2 LinuxとのWindowsの相互運用性]]
   * [[wsl2:clone|WSL2 ディストリビューションの複製]]   * [[wsl2:clone|WSL2 ディストリビューションの複製]]
   * [[wsl2:terminal|Windows ターミナル]]   * [[wsl2:terminal|Windows ターミナル]]
行 36: 行 36:
 ==== 一般的な手順 ==== ==== 一般的な手順 ====
  
-=== (1)rootfsイメージのダウンード ===+=== (1)rootfsイメージのダウンード ===
  
 WSL用のrootfsイメージを公開しているサイトからそれをダウンロードします。本章では、以下のサイトからダウンロードします。 WSL用のrootfsイメージを公開しているサイトからそれをダウンロードします。本章では、以下のサイトからダウンロードします。
行 122: 行 122:
 PS C:\> wsl --import Ubuntu-20.04-2 D:\WSL2\Packages\Ubuntu-20.04-2 D:\WSL2\Exports\Ubuntu_2004.2020.424.0_x64.tar.gz PS C:\> wsl --import Ubuntu-20.04-2 D:\WSL2\Packages\Ubuntu-20.04-2 D:\WSL2\Exports\Ubuntu_2004.2020.424.0_x64.tar.gz
 </code> </code>
 +
 +> 既に同じ名前のディストリビューションがある場合は上の名前(Ubuntu-20.04-2)を変更して下さい。
  
 ''wsl -l -v'' でディストリビューションの一覧を表示し、インポートを確認します。 ''wsl -l -v'' でディストリビューションの一覧を表示し、インポートを確認します。
  
 <code powershell> <code powershell>
-> wsl -l -v+PS C:\> wsl -l -v
   NAME              STATE           VERSION   NAME              STATE           VERSION
 * CentOS7.6         Stopped         2 * CentOS7.6         Stopped         2
行 154: 行 156:
 </code> </code>
  
-=== rootfsイメージの準備 === +ダウンロードしたファイルはrootfsイメージなでそのままインポートできます。本章ではこのファイルの名前を変て、以下のように設置します。
- +
-ダウンロードした ''XXXXXXXXXX.appx'' 拡張子を ''.zip''更して、それを解凍します。+
  
 <code> <code>
-AppxMetadata\ +D:\WSL2\Exports\Ubuntu_focal-server-cloudimg-amd64-wsl.rootfs.tar.gz
-Assets\ +
-install.tar\ +
-install.tar.gz +
-AppxSignature.p7x +
-resources.pri +
-[Content_Types].xml +
-AppxBlockMap.xml +
-AppxManifest.xml +
-ubuntu2004.exe +
-</code> +
- +
-解凍したフォルダの中でインポートで使用するのは、''XXXXXXXXXX.gz'' だけです。本章では、''XXXXXXXXXX.gz'' を以下の場所に名前を変えて設置します。 +
- +
-<code> +
-D:\WSL2\Exports\XXXXXXXXXX.tar.gz+
 </code> </code>
  
行 182: 行 167:
  
 <code powershell> <code powershell>
-PS C:\> wsl --import Ubuntu-20.04-2 D:\WSL2\Packages\Ubuntu-20.04-2 D:\WSL2\Exports\XXXXXXXXXX.tar.gz+PS C:\> wsl --import Ubuntu-20.04-2 D:\WSL2\Packages\Ubuntu-20.04-2 D:\WSL2\Exports\Ubuntu_focal-server-cloudimg-amd64-wsl.rootfs.tar.gz
 </code> </code>
 +
 +> 既に同じ名前のディストリビューションがある場合は上の名前(Ubuntu-20.04-2)を変更して下さい。
  
 ''wsl -l -v'' でディストリビューションの一覧を表示し、インポートを確認します。 ''wsl -l -v'' でディストリビューションの一覧を表示し、インポートを確認します。
  
 <code powershell> <code powershell>
-> wsl -l -v+PC C:\> wsl -l -v
   NAME              STATE           VERSION   NAME              STATE           VERSION
 * CentOS7.6         Stopped         2 * CentOS7.6         Stopped         2
行 230: 行 217:
 ===== Ubutuの初期設定 ===== ===== Ubutuの初期設定 =====
  
-この段階では、ユーザは root しか存在しません。従って、以下は全てrootユーザから設定している例になります。+この段階では、ユーザは root しか存在しません。以下は全てrootユーザから設定している例になります。
  
 ==== 管理者(root)のパスワード設定 ==== ==== 管理者(root)のパスワード設定 ====
行 250: 行 237:
 </code> </code>
  
-作成したユーザにグループを追加します+作成したユーザにグループを追加します
  
 <code bash> <code bash>
行 257: 行 244:
  
 ここで、追加したこれらのグループは、Microsoft Store から Ununtu をインストールした時に、初期ユーザが所属してるグループです。必要に応じて追加・削除して下さい。 ここで、追加したこれらのグループは、Microsoft Store から Ununtu をインストールした時に、初期ユーザが所属してるグループです。必要に応じて追加・削除して下さい。
 +
 +ユーザ情報を確認します:
 +
 +<code bash>
 +# id y2sunlight
 +uid=1000(y2sunlight) gid=1000(y2sunlight) groups=1000(y2sunlight),4(adm),20(dialout),24(cdrom),25(floppy),27(sudo),29(audio),30(dip),44(video),46(plugdev),117(netdev)
 +</code>
  
 \\ \\
行 262: 行 256:
 ==== /etc/sudoers ==== ==== /etc/sudoers ====
  
-開発用のローカルサーバなので、rootで運用しても良いですが、''sudo'' の設定もしておきます。''viduso'' を実行して ''/etc/sudoers'' の sudoグループの箇所を書き換え、''sudo'' でパスワードが不要になるように設定します:+開発用のローカルサーバなので、rootで運用しても良いですが、''sudo'' の設定もしておきます。''visudo'' を実行して ''/etc/sudoers'' の ''sudo'' グループの箇所を書き換え、''sudo'' でパスワードが不要になるように設定します:
  
 <code bash> <code bash>
-sudo viduso+visudo
 </code> </code>
  
行 278: 行 272:
 </code> </code>
  
-この設定で sudo グループに入っているユーザは、''sudo'' でパスワードが不要になります。+この設定で ''sudo'' グループに入っているユーザは、''sudo'' でパスワードが不要になります。
  
 \\ \\
行 287: 行 281:
  
 <code bash> <code bash>
-sudo apt update     # 最新のパッケージ情報の取得 +$ apt update     # 最新のパッケージ情報の取得 
-sudo apt upgrade -y # パッケージを最新に更新する+$ apt upgrade -y # パッケージを最新に更新する
 </code> </code>
 +
 +これ以降、Ubuntu には ユーザ ''y2sunlight'' でログインして操作します。
  
 \\ \\
行 300: 行 296:
  
 <code powershell> <code powershell>
-PS C:\> wsl -d Ubuntu-20.04-2 -u y2sunlight</code>+PS C:\> wsl -d Ubuntu-20.04-2 -u y2sunlight
 </code> </code>
  
行 327: 行 323:
 </code> </code>
  
-  * ''"commandline"'' --- 起動コマンドを指定します。\\ ここでは、''-d'' でディストリビューション名を、''-u'' でユーザ名を指定してす。 +  * ''<nowiki>"commandline"</nowiki>'' --- 起動コマンドを指定します。\\ ここでは、''-d'' でディストリビューション名を、''-u'' でユーザ名を指定してす。 
-  * ''"startingDirectory"'' --- シェル起動時の開始ディレクトリを指定します。+  * ''<nowiki>"startingDirectory"</nowiki>'' --- シェル起動時の開始ディレクトリを指定します。
  
 \\ \\
行 337: 行 333:
  
 <code powershell> <code powershell>
-wsl --unregister Ubuntu-20.04-2+PS C:\> wsl --unregister Ubuntu-20.04-2
 </code> </code>
  
wsl2/ubuntu.txt · 最終更新: 2021/08/04 09:35 by tanaka