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mariadb:10.4:server-info

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mariadb:10.4:server-info [2020/11/19 16:32]
y2sunlight [データベースに関する情報]
mariadb:10.4:server-info [2020/11/20 09:57] (現在)
y2sunlight
行 19: 行 19:
 ===== 概要 ===== ===== 概要 =====
  
-前の [[mariadb:10.4:system-variables|システム変数の参照と変更]] ではSHOW VARIABLESを使ってシステム変数を参照しましたが、SHOW文にはこれ以外にもサーバに関するいろいろな情報を提供する形式があります。以下では、前章に続き、ストレージエンジン(テーブルタイプ)文字セット関連のサーバ情報を取得してみます。+前の [[mariadb:10.4:system-variables|システム変数の参照と変更]] ではSHOW VARIABLESを使ってシステム変数を参照しましたが、SHOW文にはこれ以外にもサーバに関するいろいろな情報を提供する形式があります。以下では、ストレージエンジン(テーブルタイプ)文字セット、データベース、テーブルなどのサーバ情報を取得してみます。
  
 尚、SHOW文については以下を参照して下さい。 尚、SHOW文については以下を参照して下さい。
行 45: 行 45:
 SHOW ENGINESはストレージエンジンに関する情報を表示します。この表示から、InnoDBがデフォルトのストレージエンジンである事が分かります。デフォルトのストレージエンジンは、CREATE TABLEで使用されるデフォルトのテーブルタイプです。デフォルトのストレージエンジンは、サーバオプションファイル(my.ini)のmysqldセクション中で変更することができます。 SHOW ENGINESはストレージエンジンに関する情報を表示します。この表示から、InnoDBがデフォルトのストレージエンジンである事が分かります。デフォルトのストレージエンジンは、CREATE TABLEで使用されるデフォルトのテーブルタイプです。デフォルトのストレージエンジンは、サーバオプションファイル(my.ini)のmysqldセクション中で変更することができます。
  
-<code ini>+{{fa>file-o}} ''{XAMPP Install Folder}/mysql/bin/my.ini'' 
 +<code ini my.ini> 
 +[mysqld]
 default-storage-engine=Aria default-storage-engine=Aria
 </code> </code>
行 63: 行 65:
 \\ \\
  
-==== 文字セットに関する情報 ====+===== 文字セットに関する情報 =====
  
 ブラウザからサンプルプログラム(sqlfile.php)を実行します。 ブラウザからサンプルプログラム(sqlfile.php)を実行します。
行 79: 行 81:
 [{{:mariadb:10.4:sqlfile06.png?nolink|}}] [{{:mariadb:10.4:sqlfile06.png?nolink|}}]
  
-SHOW CHARACTER SETは全ての利用可能な文字セットを表示します。Charsetカラムは文字セット名です。漢字コードを指定するのに特に興味有る文字セット名はutf8/ujis/sjisです。+SHOW CHARACTER SETは全ての利用可能な文字セットを表示します。Charsetカラムは文字セット名です。漢字コードを指定するのに特に興味有る文字セット名はutf8mb4/utf8/ujis/sjisです。
  
 Default collationカラムはデフォルトの照合順序名です。照合順序(collation)とは文字を比較する場合の順序付け規則の事です。各文字セットにはデフォルトの照合順序があります。 Default collationカラムはデフォルトの照合順序名です。照合順序(collation)とは文字を比較する場合の順序付け規則の事です。各文字セットにはデフォルトの照合順序があります。
  
 Maxlenカラムは1文字を格納するに要する最大のバイト数を表しています。 Maxlenカラムは1文字を格納するに要する最大のバイト数を表しています。
 +
 +==== UTF8について ====
 +
 +近年、Webプログラミングでは UTF8 を使用することが増えています。UTF8 の文字コードは次の2種類があります。
 +
 +  * ''utf8'' --- 文字ごとに最大3バイトを使用しBMP(基本多言語面)のみを含みます。
 +  * ''utf8mb4'' --- 文字ごとに最大4バイトを使用しBMP(基本多言語面)に加え補助文字をサポートしています。
 +
 +utf8は、''utf8mb3''と呼ばれることもあります。utf8mb4の補助文字としては[[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%90%BA%E5%B8%AF%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E3%81%AE%E7%B5%B5%E6%96%87%E5%AD%97|絵文字]]が有名で、au、docomo、SoftBankなどそれぞれの機種によって絵文字がサポートされています。
 +
 +UTF8 の代表的な照合順序には、以下のものがあります。
 +
 +  * utf8_bin --- バイナリ照合。文字コードが一致した場合のみマッチ。
 +  * utf8_general_ci --- 大文字・小文字を区別しない(半角同士 及び 全角同士)
 +  * utf8_unicode_ci --- 大文字・小文字、半角・全角、ひらがな・カタカナ、拗音/促音/濁音/半濁音と清音を区別しない
 +  * utf8mb4_general_ci --- utf8_general_ci と同じ。
 +  * utf8mb4_unicode_ci --- utf8_unicode_ci と同じ。
 +
 +> ''_bin'' は ''binary''、''_ci'' は ''case insensitive''(大文字・小文字を区別しない) の略として照合順序の名称に使用される接尾語です。
 +
 +\\
  
 ===== データベースに関する情報 ===== ===== データベースに関する情報 =====
mariadb/10.4/server-info.1605771130.txt.gz · 最終更新: 2020/11/19 16:32 by y2sunlight