2005-05-20

PPMチュートリアル(1) - PPMでモジュールをインストールする

[例題]

最新のJcodeをインストールします ※Jcodeが未だインストールされていない事を前提にしています。

ローカルの拡張モジュールの検索

ppm> query ^J
Querying target 1 (ActivePerl 5.8.6.811)
No matches for '^J'; see 'help query'.

まず、ローカルの拡張モジュールとしてJcodeモジュールがインストールされいるかを検索します。queryコマンドの結果からJcodeはまだインストールされていない事が分かります。

queryコマンドの引数はモジュール名の検索パターンです。このパターンには正規表現が使用できます。上の例ではモジュール名がJで始まるものを検索しています。

リポジトリ上のモジュールの検索

ppm> s Jcode
Using cached search result set 1.
  1. Jcode        [0.88] Japanese Charset Handler

ppm> des 1
====================
Package 1:
    Name: Jcode
 Version: 0.88
  Author: Dan Kogai (dankogai@dan.co.jp)
   Title: Jcode
Abstract: Japanese Charset Handler
Location: ActiveState PPM2 Repository
Available Platforms:
       1. MSWin32-x86-multi-thread-5.8
====================

searchコマンドでリポジトリにJcodeがあるかどうかを検索します。見つかったらdescribeコマンドでJcodeの詳細を確認します。searchコマンドの引数もqueryコマンド同様にモジュール名の検索パターンです。モジュール名がJで始まるものを検索する場合は、

ppm> s ^J

のようにします。一方、describeコマンドの引数は以下のように「モジュール名」を指定します。検索パターンを指定した場合は自動的にsearchコマンドが実行されます。

 ppm> des Jcode

しかし、これでは長いモジュール名の場合に使いにくいので、一旦searchコマンドで検索しておいてから、検索時の番号(検索結果番号)をdescribeコマンドで指定する事ができます。上の例では'1'がこの番号に該当します。

このようにPPMではコマンド引数に、完全なモジュール名と指定する場合と、検索パターンを指定する場合があります。以下によく使うコマンドの引数についてまとめておきます。

良く使うコマンドの引数:

[検索パターンを指定するコマンド]
search、query
[モジュール名を指定するコマンド]
describe、install ---- searchの検索結果番号が使えます
uninstall(またはremove)、upgrade ---- queryの検索結果番号が使えます

モジュールのインストール

ppm> install 1
Package 1:
====================
Install 'Jcode' version 0.88 in ActivePerl 5.8.6.811.
====================
Downloaded 162618 bytes.
Extracting 24/24: blib/arch/auto/Jcode/Unicode/Unicode.lib
Installing C:\usr\site\lib\auto\Jcode\Unicode\Unicode.bs
Installing C:\usr\site\lib\auto\Jcode\Unicode\Unicode.dll
Installing C:\usr\site\lib\auto\Jcode\Unicode\Unicode.exp
Installing C:\usr\site\lib\auto\Jcode\Unicode\Unicode.lib
Installing C:\usr\html\site\lib\Jcode.html
Installing C:\usr\html\site\lib\Jcode\Unicode.html
Installing C:\usr\html\site\lib\Jcode\Unicode\Constants.html
Installing C:\usr\html\site\lib\Jcode\Unicode\NoXS.html
Files found in blib\arch: installing files in blib\lib into architecture dependentlibrarytree
Installing C:\usr\site\lib\Jcode.pm
Installing C:\usr\site\lib\mac_install.pl
Installing C:\usr\site\lib\win_install.pl
Installing C:\usr\site\lib\Jcode\Constants.pm
Installing C:\usr\site\lib\Jcode\H2Z.pm
Installing C:\usr\site\lib\Jcode\Tr.pm
Installing C:\usr\site\lib\Jcode\Unicode.pm
Installing C:\usr\site\lib\Jcode\_test.pl
Installing C:\usr\site\lib\Jcode\Unicode\Constants.pm
Installing C:\usr\site\lib\Jcode\Unicode\NoXS.pm
Successfully installed Jcode version 0.88 in ActivePerl 5.8.6.811.

installコマンドでJcodeをインストールします。上の実行結果から分かるように単にPerlモジュールをコピーするだけでなくHTMLドキュメントなどもインストールしている事が分かります。

「リポジトリ上のモジュールの検索」の例と同じくinstallコマンドの引数にはSearchの検索結果番号を使います。モジュール名を直接指定する場合以下のようにします。

 ppm> install Jcode

installコマンドにはforce(強制)/follow(付随)のオプションスイッチがあります。forceスイッチをON/OFFするには -force/-noforceを使い、followには-follow/-nofollowを使います。

スイッチの状態installコマンドの動作
-noforce-nofollowパッケージが既にインストールされていたらコマンドを中止します。
インストールに必要な他のパッケージが無い場合はインストールが失敗します。
-noforce-followパッケージが既にインストールされていたらコマンドを中止します。
インストールに必要な他のパッケージが無い場合は必要なパッケージを
自動でインストールします。
※ このスイッチの組み合わせはPPMのデフォルト状態です
-force-nofollowパッケージが既にインストールされていても再インストールします。
インストールに必要な他のパッケージが無い場合はインストールが失敗します。
-force-followパッケージが既にインストールされていても再インストールします。
インストールに必要な他のパッケージの有無に関わらず全ての必要条件が
インストールされます。

※デフォルト状態はsettingsコマンドで変更できます。

インストールの確認

ppm> query ^J
Querying target 1 (ActivePerl 5.8.6.811)
  1. Jcode        [0.88] Japanese Charset Handler

インストールが終わったらqueryコマンドで確認します。

モジュールのアンインストール

ppm> remove jcode
====================
Remove 'jcode' version 0.88 from ActivePerl 5.8.6.811.
====================
unlink C:\usr\html\site\lib\Jcode.html
unlink C:\usr\html\site\lib\Jcode\Unicode.html
unlink C:\usr\html\site\lib\Jcode\Unicode\Constants.html
unlink C:\usr\html\site\lib\Jcode\Unicode\NoXS.html
unlink C:\usr\site\lib\Jcode.pm
unlink C:\usr\site\lib\Jcode\Constants.pm
unlink C:\usr\site\lib\Jcode\H2Z.pm
unlink C:\usr\site\lib\Jcode\Tr.pm
unlink C:\usr\site\lib\Jcode\Unicode.pm
unlink C:\usr\site\lib\Jcode\Unicode\Constants.pm
unlink C:\usr\site\lib\Jcode\Unicode\NoXS.pm
unlink C:\usr\site\lib\Jcode\_test.pl
unlink C:\usr\site\lib\auto\Jcode\Unicode\Unicode.bs
unlink C:\usr\site\lib\auto\Jcode\Unicode\Unicode.dll
unlink C:\usr\site\lib\auto\Jcode\Unicode\Unicode.exp
unlink C:\usr\site\lib\auto\Jcode\Unicode\Unicode.lib
unlink C:\usr\site\lib\mac_install.pl
unlink C:\usr\site\lib\win_install.pl
unlink C:\usr\site\lib\auto\Jcode\.packlist
Successfully removed jcode version 0.88 from ActivePerl 5.8.6.811.

removeコマンドを使用してJcodeをアンインストールしています。uninstallコマンドを使用しても同じです。上の実行結果からinstallと逆の事をしているのが分かります。

installコマンドと同じようにqueryの検索結果番号(installの場合はsearchの検索結果番号です)を引数にしてremoveを使う事もできますが、完全なモジュール名を指定する事で思わぬトラブルを避ける事ができます。



最終更新のRSS Last-modified: Sat, 18 Jun 2005 11:31:34 JST (4535d)