— y2sunlight 2020-02-26

XAMPとIDEだけではプログラム開発はできません。それらを支える様々なツールがそこには存在します。本編では、そんなツールの中でも特にオープンソースなものに焦点を当てて紹介したいと思います。

尚、選定については筆者の偏見に満ちていますがご容赦下さい。

メモ帳では物足りない時はサクラを、IEDを使うほどではない時にはアトムを使ってはどうでしょうか。ここでは、IDEと併用できるオープンソースな２つのテキストエディタを紹介します。

• サクラエディタ ： シンプルなSDIデザインで軽快に動く定番の軽量テキストエディタ
• Atom ： コード保管やGit連携などの高機能を持つクロスプラットフォームのエディタ

PS(Photoshop)とAI(Illustrator)はプログラマにとって遠い存在なのかもしれません。しかし、それがオープンソースソフトウェアとなると急に親近感が湧いてくるのはなぜでしょうか。PSの読めるGIMPとAIの読めるInkscapeは手元に置いておいても損はないツールだと思います。

• GIMP ： 写真加工は勿論、デジタル絵画にも使える高機能ラスタグラフィックスエディタ
• Inkscape ： SVGを作成および編集するための高機能べクトルグラフィックスエディタ

フォルダやファイル単位の比較（差異の検出）やマージはプログラマに必須のアイテムです。gitに代表されるバージョン管理ソフトが普及した今日では比較的使用頻度も減りましたが、是非とも手元に揃えておきたいのがマージツールです。

• WinMerge ： Windows用の比較・マージツールです。フォルダやファイルの差異をビジュアル的に表現し、マージの操作も直観的に出来、将にマージツールの決定版的存在。是非ともご利用あれ。

文書作成、表計算、プレゼンテーション、図形作成などのオフィススイートもクロスプラットフォームでオープンソースなのもを１つ揃えておきたいものです。ここでは、2011年1月にリリースされて以来今でも活発に更新が繰り替えされているLibreOfficeをお薦めします。

• LibreOffice ： Apache OpenOfficeのフォークで、Microsoft Officeと互換性のあるオフィススイート

プログラム開発では欠かせないデータベースクライアント。フリーウェアなデータベースクライアントは、MySQL Workbench や 黒猫SQL Sutudio Next、古くはCommon SQL Environmentなどが有名でした。ここでは、10年以上の実績があり現在でも活発に更新されている A5:SQL Mk-2 と DBeaver Communityを紹介します。

• A5:SQL Mk-2 ： 汎用且つ高機能の軽量SQLクライアント。ER図の自動生成機能がお薦め
• DBeaver Community ： 全てのDBユーザのための無料のマルチプラットフォームDBツール
• SQLiteSpy ： SQLite専用の軽量SQLクライアント。Windowsのみで動作

Webプログラムの開発では、telnet(SSH)とFTPクライアントが必須です。ここでは、それぞれ１つづつのオープンソースソフトウェアを紹介します。

• Tera Term ： Windows向けのオープンソースで、telnet/SSHに対応（COMポートにも対応）
• WinSCP ： Windows向けのオープンソースで、SCP/SFTP/FTPSに対応のFTPクライアント
• Telnet ： Windows標準の枯れたTCPクライアントは今も健在

日常的に使ってるいるPCから、同じオフィスの人に簡単にメッセージが送れます。ちょっとコピペして送りたい時にとても便利なツールです。

• IP Messenger ： P2PのLAN内限定メッセンジャーアプリ

• JTrim ： プログラム開発で発生するちょっとした画像加工
• ClipDesk ： マニュアル作りに欠かせないデスクトップの画像クリップ
• Color Picker ： デスクトップにある色を素早く色コードに変換するカラーピッカー