— y2sunlight 2020-06-17
GitHubは、ソフトウェア開発のプラットフォームで、VCS(バージョン管理システム)としてGitを使用したソースコードのホスティングサービスです。Ruby on Rails と Erlang で記述されています。
GitHubは、2008年4月に設立されたGitHub社により保守されていましたが、2018年 Microsoftに買収されました。日本では、ギットハブ・ジャパンが2015年6月にGitHub社の日本支社として設立されています。現在では、GitHubは最も有名なGitホスティングサービスとして4,000万余りのディベロッパーが存在しています(2020年4月時点)。
GitHubでは、2018年まで プライベートリポジトリ向けの商用プラン と パブリックリポジトリ(オープンソース)向けの無料プラン を提供していましたが、2019年1月より、一部の機能で制限があったもののプライベートリポジトリを無料で提供するようになりました。そして 2020年4月から、さらにプライベートリポジトリの制限がなくなり、非常に使い易いプラン体系になっています。
本編では、GitHubの環境構築と基本的な操作についての説明から始め、GitHubによってオープンソースを公開するまでを筆者の体験を基に掲載しています。
リンク
GitHubで良く使われる基本的な用語について列挙しました(但し、一般的にソフトウェアやGitで使われているものは除いています)。GitHubを始めるまえに一度目を通しておくと助けになるかもしれません。
GitHubでの全般的な用語については、GitHubのヘルプを参照して下さい。
リポジトリのコードのある部分のオーナーに指名された個人。所有するコードに対して変更を加えるプルリクエストあった際、レビューをするよう自動的にリクエストされます。( Code owner )
リポジトリに対する読み取りおよび書き込みアクセスがあり、コントリビューションをするようリポジトリオーナーから招待されている個人 。( Collaborator )
次のことを行うGitHubでの特定の活動。( Contributions )
別ユーザのコントリビューションと活動についての通知を受けること( Following )
別ユーザのリポジトリ(元リポジトリ)をコピーしたもの。フォークは、元リポジトリに影響を与えることなしに、自由に変更を加えることができます。また、フォークと元リポジトリの最新の変更とが常に同期されるようにすることもできます。( Fork )
編集、クローン作成、フォークのできる共有ファイル。ファイル単位での公開、非公開の設定が可能です。
リポジトリに関して提起された改善、タスクまたは質問。パブリックリポジトリでは、誰でも作成でき、リポジトリコラボレータによるモデレーション(投稿のチェック)がされます。イシュ―毎に専用のディスカッションスレッドが含まれます。( Issue )
ユーザ名の前に @
記号を付けることによってユーザ(個人またはチーム)に送信される通知。( @Mention )
2人以上のユーザのグループで、通常は実際の組織を反映したもの。ユーザによって管理され、リポジトリとチームのいずれも含めることができます。( Organization )
リポジトリに対して提案された変更のこと。ユーザが送信し、リポジトリのコラボレータが受け入れるか拒否します。イシュ―と同様、それぞれ独自のディスカッションフォーラムがあります。( Pull request )
チームは、組織のメンバーによって構成されるグループ。通常は組織の部署やプロジェクトを反映したもので、アクセス権限やメンションの単位になります。( Team )
リポジトリに対するブックマークまたは感謝の意の表現。プロジェクトの人気度を手動でランク付けする方法として使われています。( Star )