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php:7.2:ext:intlPHP7.2 intlのインストール
概要
PHPには拡張モジュールというものがあります。これはPHPの機能を拡張する為のもので、PHPエクステンションとも言われています。
Windows では、PHP の拡張モジュールを読み込む方法は2通りあります。コンパイル時にPHPに組み込む方法と、Windowsバイナリとして公開されているDLLを読む込む方法です。
XAMPPではいくつかの拡張モジュールがDLLとして同封されています。拡張モジュールのリポジトリとしては PECL (ピクル) が有名です。PECL は PEAR 同様に
pecl
コマンドを使ってインストールする方法が提供されていますが、Winodwsの場合は php.ini を編集し、手動でDLLを設置する方が一般的です。現在インストールされている拡張モジュールを確認するには、コマンドプロンプトでphpコマンドを使います。
php -m
また、phpワンライナーを使ってようにしても取得できます。
php -r "print_r(get_loaded_extensions());"
本章では、XAMPPに同封されている拡張モジュールのインストールの仕方を intl を例に説明します。
intl
intl は、phpの国際化用の拡張モジュールです。CakePHPなどのフレームワークやownCloudのようなプロダクトでも使用されているので、インストールが必要になる場合も少なくありません。
XAMPP 7.2.22 では intl はPHPのコンパイル時に組み込まれていませんが、DLLとして同封されています。以下ではintl のインストール方法について説明します。
インストール
php.iniを開き、以下のようにコメントを外します。この行はXAMPP7.2.22では893行目辺りにあります。
{XAMPP Install Folder}\php\php.ini
- php.ini
... ;extension=gmp extension=intl ;extension=imap ...
インストールはこれだけです。拡張モジュールがロードされるか
php -m
で確認してみましょう。D:\>php -m [PHP Modules] ... intl ....
Apatchを再起動して下さい。
extensionディレクティブについて
extensionは、拡張モジュールを自動的にロードするディレクティブです。extensionではモジュール名を指定することが出来ます。配置場所(パス)はextension_dirで指定し、XAMPP7.2.22では以下のように設定されています。
- php.ini
extension_dir = "D:\usr\xampp7.2.22\php\ext"
Windwosの場合、extension_dir の下に
php_intl
.dll があり、'intl'の部分がモジュール名に相当します。extension_dir 以外に拡張モジュールをインストールする場合は、モジュール名でなく絶対パスを指定して下さい。
テストコード
intl使った簡単なphpスクリプトを作成します。
- test.php
<?php $formatter = new NumberFormatter('de_DE', NumberFormatter::CURRENCY); echo $formatter->getTextAttribute(NumberFormatter::CURRENCY_CODE)."\n"; $formatter = new NumberFormatter('en_US', NumberFormatter::CURRENCY); echo $formatter->getTextAttribute(NumberFormatter::CURRENCY_CODE)."\n"; $formatter = new NumberFormatter('ja_JP', NumberFormatter::CURRENCY); echo $formatter->getTextAttribute(NumberFormatter::CURRENCY_CODE)."\n";
このphpスクリプトをコマンドプロンプトで実行すると、以下のように通貨コードが表示されます:
>php test.php EUR USD JPY
php/7.2/ext/intl.txt · 最終更新: 2020/11/24 20:40 by y2sunlight
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